口を開けて空を見上げた
みたことのない大きな花が
水面に咲いた
隣を見ると君もおんなじ顔をして
栗色の瞳が夏色に変わりゆく
ガラス瓶のビー玉の中に
吸い込まれそうで
少しだけ距離を置く
空に咲いた花が胸に響く
最後の音と共に散る
夏の風をおこす人はただみつめる
ただ ただ ずっと
忘れていたな こんな心のあたたかさ
忘れていたな こんな心の痛みを
信じてみるとか
軽く言わなくていいから
黙って…傍にいるよ
大切なことも 滝の中に埋もれて
見つけ出すのも大変だ
見逃さないように 救い出せるように
側にいられるように
空に咲いた花が 胸に響く最後の音
夏の風をおこす 人はただみつめる
ただ ただ ずっと
忘れていたな こんな心のあたたかさ
忘れていたな こんな心の痛みを
信じてみるとか
軽く言わなくていいから
黙って…傍にいるよ
見える間に 聞こえる間に
鼓動感じる間に
忘れていたな こんな心のあたたかさ
忘れていたな こんな心の痛みを
信じてみるとか
軽く言わなくていいから
黙って…傍にいるよ
口を開けて空を見上げた
見たことのない大きな花が
水面に咲いた